道立心身障害総合相談所&弟の誕生日祝い
9月28日 曇り
拙者は弟を連れて『道立心身障害総合相談所』へ来ている。
朝、朝食の連絡を受けて食堂へむかった。
朝食のおばちゃんにおかわりできる??と聞いたら
本当は駄目なんだけど、お兄ちゃんたち遠くから来たから
特別にごはんあげるよ、とサービスしてくれた。
下川町の話をしたりしながら盛り上がった。
その後、待合室へ移動。そして相談のポイントを話し、
まず弟と医師の面談があり、拙者はしばし待っていた。
同じく待っていたおばさんがいて、
おしゃべりをしていた。なんと下川に縁のあるひとだった。
サンル地域と縁があったようだが今は、
ダムのため親族はその場を離れてしまったようだ。
★
弟の面談・カウンセリング終了後、
こんどは拙者の番となった。医師と対談した。
じつをいうと拙者は今回、弟のためになにがいいのか?
どうしたらいいのか?自分は正しいのか?
間違っていたらそれを聞き入れ、
完璧じゃないにしても改善するぐらいの覚悟でいた。
どんどん指摘されようじゃないかという覚悟だった。
しかし専門医の判断は、太鼓判であった。
拙者の弟に対する接し方、弟に対しての判断、考え方、
そのとおりであり、間違いはなく、
素晴らしいとの答えが返ってきた。
なおかつ弟からいろいろ聞きだしたらしく、
拙者が町内で弟の訓練の場を計画している活動は
ぜひ実行して欲しいと強く押された。
拙者の当初の推測どおり、専門医も自閉症と診断受けていない弟だが、
やはり弟は、自閉症の傾向があるとの判断。
そしてやることが明確化されているとむしろ安心につながるので
兄である拙者がそういう場を作ってあげることは
今の段階ではかなり有効な判断とのこと。
また精神不安定なときに、一定の期間施設に入居させて
ルールや制限の中で規則正しく共同生活をすることは
自閉傾向のあるひとには、むしろ有効とのこと。
まぁ、弟マー君にこういう話をするとかなり嫌がるんだが・・・
自分勝手な生活になっちゃう場合は、
それを正すというのは必要なのだ。
パニックになり器物破損、自分の肉体を傷つけたり、
取り返しのつかない事故を防ぐには、
そうなる前に正すことがときにはやはり有効なのだ。
だが、医師もいま、拙者がやろうとしていることを薦めており、
まずは今、やれることをいろいろし、
入所を体験させるのは、なにもない時期で良いと思う。
また職業訓練を進めていく中で、
職業適応性の診断をもっともっと専門的に
細かく分析していくことが可能のようで
今後はさらに深く煮詰めていくことになっていくであろう。
なにはともあれ、拙者も弟も、
今考えていること、やろうとしていることが
間違ってはおらず、こつこつ実行していくことが良いことが
再確認できたので良いと思う。
★
本当は、拙者だって先がみえなければ不安だし悩む。
拙者だって、だれと出会い誰と結ばれどんな暮らしをするのかなんて
まったくわからないし、今の活動がどうなっていくかもわからないし
先なんてわからない・・・!!
だけどそれをやり続ける価値、そして目指す目標があり
途中の道は暗闇の中だが先のほうに灯りがある。
弟にはそれがない!!
不安になったりパニックになるのはよくわかる。
拙者だってだれか相談できたり導いてくれたら安心である・・・
だが、自分で見つけるしかない。
苦しみがわかるぶん、弟の気持ちもわかる。
★
診察が終わり、早めの昼をとることにした。
食堂のおばちゃん、いいひとだったから
食堂で昼を食べることにした。
拙者はラーメン、弟はうどんを注文した。
おばちゃんは、ライスまで付け加えてくれた。
なかなか会えないからサービスして置くよと。
雑談しながらこのあと弟の誕生日会なんだ。と話すと、
弟に1品ちょこっとサービス。
朝も昼もはらいっぱい食べて
拙者たち兄弟は相談所を後にした。
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相談所から円山公園駅まで徒歩でむかった。
円山動物園や円山公園を抜けて歩いていった。
このまま札幌駅まではさすがに疲れるということで
大通までは地下鉄を利用することにした。
そして大通から地下街を抜けて地上へ出て
札幌駅までは徒歩で移動した。
とにかく移動手段は徒歩である!!
そしてヨドバシカメラへむかった。
ポイントカードをネットと共通利用できるように
手続きするためである!!
道内だと札幌へ行かないと買い物が出来ない。
なにかと不便である。ネットで利用できたほうがいい。
まだまだ夕食まで時間があるので
そのまま店で時間を潰していた。
ちと拙者はデジタルピアノというものに目がいった。
亡き母もピアノ(音楽)の先生だったし、
近所の友人にもピアノの先生がいる。
ピアノは高くて重くて管理も難しいし・・・
だけどデジタルで音を再現しているピアノがあるんだなぁ。
おまけに録音・再生、効果音、もしくはピアノをオルガンに変えたり
別の楽器に変化して演奏することまで出来る。
拙者があれこれ遊んでいたら、弟マー君もかなりはまって遊んでいた。
拙者がとくに関心を持ったのは、
持ち運び便利でどこでも弾けるミニ鍵盤である。
そして拙者たちは札幌駅へ戻った。
★
でも時間がいっぱいあるのでミスタードーナッツで
コーヒーを沢山飲みながら時間を潰すことにした。
時間が過ぎ・・・ようやくNむらさんと待ち合わせしている場へ
向かうことにした。みんなと会う予定のお店はみつけたが
待ち合わせの白い物体がわからない。
まわりをうろうろしていると、あった物体!!
その物体に座りながら待っていたのである。
★
Nむらさんと合流し、さっそくお店へむかった。
西改札口のちゃんと。という店である。
O川さんも可愛い爆発頭で参上!!
そして1年半ぶりの再会でエミちゃん、
そしてさちさんが来て6人で食事しながら
弟の24歳の誕生日祝いをした。
N村さんやエミちゃんが、
誕生日プレゼントも・・・!!
弟マー君嬉しそうで御座る!!
みんなありがとうでござる。
ほんと、いい友達でござる。
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美味しい料理を食べて、
最終列車の時間!!
夜11時半過ぎ、名寄駅へ・・・!!
そして深夜に下川町一の橋へ戻ってきた!!
ニントモカントモ。