我が愛犬アシリ・・・。

アシリ

3月25日 晴れ
昨夜・・・夜勤へむかって
まもなく弟マー君が家へ帰ってきたようだ。
そしてアシリは、再び息が荒くなり苦しみだし
やがて息を引き取ったようだ・・・。
夜勤先に弟から電話があった。
この目でみていない状況で、
死だけを聞かされ、信じられない想いだった。
しかし、たまたま辛い場に出あわせさせてしまった
弟が責任や悔いを感じないように、
電話で話すしかなかった。
イサホ氏が相談にのってくれて、
また風連に火葬場があることもわかった。
アシリを一の橋の土に返してあげたい。
きちんとしたかたちで・・・。
だからこの雪のある時期は無理だ・・・
いい時期を待たねば・・・その間の保存を考えると
火葬場にもっていき、骨を持ち帰る方法が無難。
夜勤先でアシリの死をしったとき・・・
ひとりで静かにおもわず涙が流れていた。
突然のお別れに呆然とするしかなかった・・・。
しかし生き物の生と死には必ず意味がある。
アシリの死から得られることを
きちんと得なければいけない。
振り返りつつ頭を整理して
そして未来へつなげていかねば。
夜勤に行くとき迷った・・・。
夜勤先では機械関係の不調で
早めに行き管理しなければならなかった。
アシリなら1日、持ちこたえ、
あるいは自己治癒でよくなっているかもしれない。
そういう期待もあった。
夜勤へむかった。アシリを置いて。
少々遠いが、自分の知っている
獣医のもとへ駆け込むべきだったのかもしれない。
夜勤を始めることで、最初、犬を飼うことを悩んだ。
しかしノンノが子を産むのはそのときだった。
悩んだけど犬を飼うことを選んだ。
同時に夜勤をしながら動物を飼うということは、
こういう事態に陥ることも覚悟のうえだった。
しかし・・・あまりに突然すぎた。
拙者は・・・なにも頑張ってあげられなかった。
アシリは数日前の吹雪で雪まみれだった。
しかし自ら雪まみれではしゃぐぐらい
アシリは強かった。なので気にしなかった。
2日前・・・アシリはあいかわらず餌も食べるし元気だが、
1つおかしい部分があった。
作業していてたびたび側を通る拙者に、
いつも跳ね返りながら喜ぶのに、
そのときは、くんくん臭いを
嗅ぐように自分の動きを追っていた。
最初、目を気にしたが、目は異常なかった。
しかし今思えば、アシリは
発熱などで目がぼやけていたのかもしれない。
その後、昨日の日記のように拙者はアシリの夢をみたわけだが
そして、ぐったりしたアシリを目の当たりにする。
そして部屋へ担ぎ込んだのだ。
水をがぶがぶ飲んでいた。つまり・・・熱があったのだと思う。
きっと高熱があったのは確かなんだと思う。少なくとも2日間。
気付いたときになぜ病院へ
すぐ連れて行かなかったんだろう。
近所にない。お金もない。時間もない。
いろんな理由から様子をみてからという
安易な行動になったんだろう。
それにしてもすぐに家に連れて行き
簡易治療を試みてもよかったのだ。
どうしていいか判断力がなかった。
そのときは、わからなかった。
様態の悪化が、果たして猛吹雪のせいなのか
それともなんらかの原因があるのか
そこまでの真実まではわからない。
冷えたり寒くて
具合が悪いわけではなかったと思う。
寒がっている様子はなかったからだ。
しかし吹雪は息苦しくなるぐらい強かった。
なぜ夜勤へ行く前に、そういう状況のときは
様子をみたりしながら行かなかったんだろう。
ああしていれば、こうしていれば、
過ぎ去ったことを思う。
しかし、それはアシリの死が教えてくれたこと。
その気持ちは大事にしなければいけない。
アシリは、拙者にとって
今、1番身近な家族でもあった。
アシリに救われる部分は多かっただろうし
この先のスローライフの時間を
アシリとともに過ごすことをいつも思い浮かべていた。
この1年間、とくにアシリと
いろんな時間を過ごした気がする。
しかしわずかな歳月でアシリとお別れの日が来るなんて・・・
想像もできるわけがない。
昨夜から拙者も熱が出てきた・・・。
夜勤もあれこれ大変だった・・・。
アシリの死・・・。
翌朝今朝、夜勤から帰る時も
ぶつけたわけではないのに
車のサイドミラーがひび割れしてしまった。
家に戻りすぐさまアシリを確認。
固まっているアシリをみて死んだことを確認した。
でも信じられなかった・・・。起きてくるんじゃないだろうか。
そう思ったりもした・・・。
少し作業をして準備して・・・
拙者はアシリの遺体を、火葬場へ持ち運んだ。
そしてアシリの火葬が終わるまでその場で待ち続けた。
アシリの20kgの体重は魂が抜けて
16kgになっていた。
火葬がおわりアシリの骨を箱に詰めた。
そして一の橋の小峰ハウスに持ち帰った。
そして神棚へのせた・・・。
いい時期が着たらアシリの眠る場所を・・・
そして土に帰り生まれ変わる場所をつくろう。
それまではここに・・・。
アシリごめん・・・そしてありがとう!!
アシリを大切に想ってくれたみなさん・・・
ありがとう・・・。
アシリと遊んでくれたみなさん・・・
ありがとう・・・。
拙者は・・・これから信じがたいこの事実を受け止め
そしてアシリとお別れが言えるように・・・
気持ちを整理しなければいけない・・・。
アシリが安らかに眠り・・・
成仏していけるように・・・。