実家で平凡な日々

9月22日 
さて、続きだが、おばあちゃんの納骨も終わり
翌日、この日は予定のない1日で
朝、昼、晩を実家で家族と過ごした。
じつを言うとこういう日というのは今までなかった。
父は仕事に行っていたし、母は多趣味をこなしていたし
拙者は普段は仕事や用事があって関東に来た際に
実家に顔を出す程度であったし、家に居てもやることがなく
友達に会いに行ったりしていたので、
こうやってのんびり実家の家族と過ごすことはまずない。
今の母もおばあちゃんの死とお父さんの様態のことで
大変で、あれこれほかの事をやっているゆとりはない。
お父さんも様態が悪化したため、
そろそろ仕事は引退を考え始めている。
今まで忙しくしていた家族は、
ある意味でのんびりする時間を持つようになった。
ただ、兄が精神分裂症で普段は入院しているのだが
このときは実家にいたので、
兄といろいろ議論をした。
拙者も精神分裂所について
改めていろいろ調べてみた。
幻聴・幻想などの症状や
うつ病自閉症のような症状まであるらしく
薬で抑えるほかないらしく、
うつや自閉については、作業などをすることで
気分を向上させて行くしかないらしい。
つまり長期戦の病気で、
なおかつ遺伝的な脳による障害による病気らしい。
(精神分裂症の子は、普通よりも精神分裂症が発生しやすい
 ことからそういわれている。)
その治療のためのメカニズムは今だ解明されていない。
今、兄が出来ることはこつこつ地道に
作業する事なのだが
そういう努力の意志はなく、
人に世話になることしか頭にない。
現実を見つめられない部分は
幻想の症状といえるだろう。
拙者は、空いている時間は近所を散歩したり、
ドラマ『電車男』の最終回などをみたり
まぁ、適当に時間を費やした。
空いている時間があると、
下川の日々が恋しくなる。
自分の心はここにあらず。
自分の心は、一の橋である。
最大の宿敵でありライバルであり良き親である
父親とは、ぶつかり合うことなく
理想の生き方や暮らしを話し合ったとさ。ニンニン。