大量生産社会から最小限社会へ。

7月4日 晴れ
今日は、ゲルの設置予定の敷地をならしていた。
まったく平らにするのは困難かなぁ・・・ある程度
床を基準にして床が平らになるように調整するしかないかな。
「最小限を最大限に活かす」
これは、拙者の漫画第7巻でもテーマとして取り上げたのだが、
この考えが、これからはとても重要になると思う。
とくに物事の維持管理の大きい厳しい気候の北海道では、
これらが非常に重要だと思う。
ものを作ることが考え直される時代が来ると思う。
すでにごみ問題が大きな問題となっている。
捨てるのが困難な時代。
リサイクルも大事だがなによりも、
作ることを考えながら物を作る必要がある。
本当にそれは必要なものなのか?
必要なものを必要な個数だけ作る。
大量に作れば手間もお金もかからずに、
物が作れる。そのかわり無駄も多い。
大量に作ったものを売る苦労、
余ったものを処理する苦労・・・。
その中には本来苦労しなくていいはずの苦労がある。
近年、必要だから作るのではなく、
お金を稼ぐための生産が多くなってきている。
物やお金だけが人の意志よりも先に流れ、
人は、物やお金の奴隷になっている。
人は、自分の体や心を傷みつけながら、ひたすら物を作り、
ひたすら売り歩き、ひたすら処理に困る。
もし、ひとがお金にとらわれずに、必要だと思うことや
ひとが望んでいることのために、労力を費やしていけたら、
それは効率のいいことではなくても、
とても豊かな暮らしが出来ると思う。
効率のために必要でない労力に強いられるよりも、
時間や労力は増えるが必要なことのために費やす労力のほうが、
実際は効率がいいのではと思ったりもする。
家畜・・・彼らはたんに物ではなく、生き物である。
生き物の場合は、命を扱う分、1つ1つの責任は大きい。
とくにこれからの時代、1つ1つの命の扱いを尊重する時代になる。
肉を食べるということも考え直される時代になる。
肉を大量生産する時代から、
必要な食べる分だけの肉を頂戴するという命をいただく重みを
尊重した動きになっていくと思う。
そうなると最小限の命を最大限に活かしていくということが
大事になっていくはずである。
エミューは、もともと食肉では採算が合わないのだが、
エミューも、1羽の命を最大限に活かす工夫が重要である。
肉はもちろんだが、オイル、皮、骨、羽・・・余すことなく
活用していくことが大事である。
少数のエミューでもエミューたちを
維持していくことが可能な動きが大事だ。
むやみに生産しないという意味では卵の活用も重要になってくる。
世の中は、大量生産から最小限へ。
そういう時代が来ると思うのでござる。ニンニン。