弟の感謝の言葉

弟マー君

1月25日 
最近、札幌方面は雪も多く天気も崩れるようだ。
拙者は弟と「心身障害相談所」へきている。
児童相談所もくっついている。
心や身やもしくは障害などの検査や相談を受けれる
道が運営する施設である。
各専門医が診察できるようになっている。
弟の悩みを解決するために
弟の心身を検査するために来たのだ。
朝7時半に朝食に案内され食事をすませて
9時には待合所へ案内され
弟についての聞き取りを受けた。
その後は弟自身の検査にはいった。
がんばれ弟。
いきなり呼び出された・・・。
なんと健康診断までしていたらしいが
レントゲンに影が・・・。
念のため病院で検査したほうがいいと
お手紙をいただいた。
なんてこったい、弟、健康診断にひっかかっている。
病院に行くまで不安だが・・・
なんともない可能性もあるし
見てもらうまで悩んでもしかたがないし、
動揺して弟を不安にさせてはだめなので
悩まないことにした。
弟は、知能や職業訓練検査など様様な適用検査なども
受けていた・・・。
昼・・・弟と食堂で食事をした。
ラーメンを食べた。
それからまた昼1時から弟は検査にはいった。
そして・・・2時半頃。すべての検査が終わり、
最後に専門医と話をした。
専門医は、
「よく来てくれました。本当によかったです。
 お兄さんが言われるように
 たしかに普通のひとと同じ事を
 こなすのには不自由があるようです。
 今まで普通のひとたちと同様に
 学校生活をこなし、今まで生きてきて
 それは普通のひと以上の大変な努力が
 あったと思います。
 弟さん、本当に頑張りましたね。
 これから若干の支援が得られるように
 書類を送りますから、
 今よりもきっといい方向に進めると思います。
 障害といっても弟さんは、
 でもほとんど普通のひとと変わるわけではありません。
 だから今までと変わらずに頑張ってください。
 今までと変わらないように接してあげてください。
 お兄さんがいて本当によかったですね。」
拙者は思わず感動していた・・・。
今までの弟の抱えていた悩み、苦労が
認められた…受け入れられた気がした。
それが嬉しかった。
弟を助けることができる。そう思った。
そして拙者はこのあと、
世話になっているS・R子先生の事務所へ
立ち寄る予定だったので
弟と急ぎ足でそこへとむかった。
帰りのバス停留所は、雪まみれで見えない。
道もかなり狭いのだ。
あとから来たおばさんにそんな話題を話していたら
どうやら、バスの停留所については
住民運動が起きているようである。
札幌駅へもどり、そしてR先生の事務所へたどり着いた。
ここはたまたま用事があり
弟が移住するときに弟を札幌まで迎えにいって
最初にいっしょに立ち寄った思い出の場所なのだ。
弟はとっても嬉しそう。
札幌のカルチャーナイト2005年の
準備が今から着々と進んでいる様子だった。
本当に多忙なR先生なのだが、
中華レストランで夕食を御馳走になりながら
話が弾んだ。昨夜の学生との話しまでした。
今の若者は自分の道を見出せなかったり
なかなか実行に移せなくて悩むひとが多い…
拙者はそんな現状に悩むという話し。
エミューの活動のことも話した。
弟や家族のことも話した。
食事の後はジャスミン茶を飲みながら・・・。
父との関係の話題にもなった。
父って立ち向かう相手なんだよね。(いい意味で)
多忙なR先生は時間になって仕事へ。
拙者と弟は駅へむかい、
そしてJRへ乗って帰った。
名寄でM橋さんといっしょになり。
下川まで小峰カーで一緒に帰った。
今夜は凄い冷え込みである。
一の橋に戻ると夜中の11時。
家に戻って少しくつろいで
親にも報告をして、
夜中の1時に休もうとしたら、
弟が声をかけた・・・。
「お兄ちゃん…ありがとう。」
弟にはさんざん苦労掛けさせられたが、
感謝の言葉は嬉しかった。ニントモカントモ。