父、安らかに・・・

12月2日 晴れ(埼玉)
拙者は実家、川越へ来ている。
今朝、呼び出しの電話によって
急遽、今の母、そして父の姉とともに
家を飛び出して病院へむかう!!
部屋を移された父のそばには
父の義妹。
息の乱れた父のそばで様子を伺う。
そしてやがてそのまま息を引き取る。
午前8時15分のことでした。
心臓も脈も完全に止まり、
ご臨終とのことで、
でもまだ体も暖かく
体は反応し、口や胸が動く。
しかしそれもやがては・・・。
そうか・・・昨日泣き叫んでいたのは
みんなに知らせたかったのかなぁ。
数日前も、母が言うには
拙者を待っていてくれたようだし、
みんなを呼んでいたのかなぁ・・・。
長い病気との闘い、
そして苦しい日々・・・
生きて生きて生き抜いて
今、ようやく眠りについた。
ゆっくり眠ってくれといいたい。
死因は、肝細胞癌・・・
つまり昨日も医師から聞いたのだが
癌が再発を起こした。
原因は、肝硬変。
もともと30年近く前から
慢性C型肝炎だった。
調べてみると、やはり20年以上
症状が現れずにいることが多く、
やがて肝硬変、
肝臓癌につながることが多いようだ。
何年も前から父は
きっと知っていた結末だったのだろう。
拙者は、拙者が父に会いに行くまで
なんとなく父は死なない気がした。
だから拙者もいつまでも苦しまずに
安心して息を引き取れるように
そばで見守ってあげたいと思った。
今、実家ではひさしぶりに兄弟がそろっている。
ずっと家に帰りたかった父・・・
父もようやく自分の家に戻ってきた。
それから父の兄弟姉妹と母とともに
これからの段取りの話し合いや準備を進めていった。
あわただしい日々が続く・・・!!
父が安心して安らぎの眠りについていられるように・・・
成仏していけるように・・・
見送ってあげたいとおもう。
今回の日記は、
自分の心の記憶として
しっかり残しておくための
日記である・・・。
しばらく(下川町にいることを)留守にして
ご迷惑をおかけします。