まちづくりへの願い!!

5月16日 晴れ 暖かい
客観的に見て、個人プレーが大きく目立つのが
下川町の特色である。
とくに、うまくいくまでは知らん振りだが
うまくいったり、話が広がってくると
おれが、おれがとばかり、
横取りしようとする部分が目立ってがっかりする
部分さえもしばしばある。
(まぁ、これはどこにでもある話しではあるが。)

隣村では、横取りではなく、
もともと行なっている個人の活動を村の財産として活かし、
後押して応援していく姿がしばしみらえる。
住民個人個人が個人個人で行なうのは、
まぁ、ぜんぜん良いと想うのだが、
なんというか、
役場や行政機関や関係者は、やはり私情ではなく
住民の意志や動きを尊重した後押しが大事ではないだろうか。
そうでないと住民との信頼関係が築けない。

★★★
牧場のイサホ氏が今朝のニュースを聞いて
ギャグ・・・あ、違うギャク切れモードだ。
まだ、着々と準備・研究中だったが
実行に移そうと意気込んでいる。
まだ昼寝中だった拙者もその意気込みに起こされた。
少し早いがもう眠れなかったんでそのまま起きた。
おまけに、夕方までに4度ぐらい連絡が・・・。
なにに暑くなっているのかと言うと・・・。
★★★
じつは拙者も今朝、たまたま知って
ますます、町の流れにがっかりさせられたのだ。
またもや、一の橋のおじいちゃんや
自分らでせっせと培ってきたものが
それを知っているのも関わらず、
町のほうへ持っていかれるような動きにちょいと
がっかりさせられるのだ。

★★★

昨年夏、三人体制から唐突に
仲間が一方的に外れてふたりになり
ひとりは、そのときやっていた店が
テナントであるために継続を背負い、
カフェ運営のため、
店内でほぼ缶詰状態を余儀なくされる。
エミューの循環がうまくまわせなくなり
夜勤をしながら
現状維持のままなんとか乗り越えていく日々・・・

★★★
近所のおじいちゃん・小田原さんが中心となり
行ってきた牧場の中に存在するふじ桜公園作り・・・
自然が育ててくれるふじ桜に、
拙者も希望を抱いている。
牧場でエミューが現状維持を余儀なくされても
ふじ桜は時とともに育っていくのだ。
おじいちゃんは、一の橋をふじ桜の名所にしようと
余命をその夢にかけて育ててきた。
牧場の『遊牧村』にも植えているが、
一の橋の町有地に、
一の橋桜公園を手作りで作っている。
拙者は、その財産が育っていく姿を見届けようと
一の橋、永住を寄り一層強いものにしている。
どこにでもないふじ桜は、一の橋にこだわり
しかも、住民で自発的に育て植えて・・・
一の橋の名所として育てたいとせっせと活動している。
牧場のイサホ氏、そして我々も
一の橋特産としてその木の実を使った研究も行ってきた。
その活動の中には、
一の橋にしかないものを育てあげ、
そして地域外のひとにも、
この山間の集落に足を運んで欲しい。
たとえ住民があまりいなくても、
少しでもこの地域がにぎやかで
あって欲しいという想いもあった。

★★★

しかしながらその動きに関心を持った
行政関係者の町のひとたちは、
その動きを後押しし応援していきたい!!・・・とはならずに、
町のほうでもふじ桜を植えたいので、
わけてくれ。という動きになったみたいで・・・
この辺で、この一の橋の住民が種から育てて自ら
自発的に公園造りをしている大きな価値を
どこまで理解しているのか、
それが、町の自立にどれだけ大きな価値があるのか、
そしてそこで頑張って行なわれている動きとは
分裂して、町の方で行なうというのは、
住民の自発的な動きに
どのようなマイナス影響を与えるのか・・・
もっと深く考えて行なって欲しい。
結果的には、一の橋のおじいちゃんは当然、
まず一の橋の公園を作ってからそのあとで考える意見だったのだが
そうなるとこんどは、外の地域で育てた苗をもらって
植えることにしたみたいなのだ。
植えた事はおじいちゃんもしらない事実、
拙者が今日、記事をみせて話したのである。
富士桜そのものが、どうというわけではなく
町を考えていかなければいけない立場のひとの
考え方に日々、がっかりさせられる。
★★★
★★★
今日、片付け作業をしてから
おじいちゃんの家へ行って
今朝見た桜の記事と、
イサホ氏逆ギレ話をと想っていたら
ちょうど山菜とりの帰りのおじいちゃんに遭遇。
山菜と焼肉でいっしょに食べようと誘ってくれた。
ちょうどいいタイミングである。
★★★

町のひとが植えたいと言っていたことじたいは、
おじいちゃんからも聞いていたのだが
今日の地方紙をみてびっくり。
万里長城(町内)でふじ桜を植えて名所にしようと
植樹を行っている。
おじいちゃんから聞いていた
ただそのうちに数本植えようたいという話ではなく、
何百も他から取り寄せて名所にとか、実も利用しようとか
という大きな構想の動きである。
しかも、よその地域から
残っている苗をもらって植えている。
一の橋のおじいちゃんが、町の土地に
町の財産になるようにと、
せっせと種からこつこつ
自分の育てたふじ桜で
公園作りをはじめている。
それをみた町のひとが・・・
町にも持って来よう・・・。
町の動きとしては、これってどうかなぁって想う。
それぞれの町の中の地域でそれぞれの特色ある活動を
自発的に行っていたとして
本来なら、そこの特色になるように、
そしてそれが町の財産となるように
その活動を応援していこう!!となるべきなのに。
というのは・・・何度となく
一の橋で行おうと進めてきたこと、
やってきたことを、一の橋は行くのが面倒だからとかで、
町のほうでやろう!!と持っていかれたケースが多々ある。
拙者は、町でもいろいろ活動しているが、
拙者は、下川町のそういう部分は、好きじゃない。
ときどき、減滅する。
人口が小さいのに全体が活気あるように感じる隣村の西興部に対して
町の中心部は、そこそこの町ではあるものの、
その周辺がもの寂しく感じ、バランスがとれていない結果、
全体として、町が活気よくみえない下川町・・・。
町の地域が各々ばらばらで、町全体としては団結していない。
行政や様々な団体も、それらが集まる中心部に
一方的に偏る傾向もあり、町のまちづくりそのものが
町の1部のひとたちだけのまちづくり化してきている。
町外から暮らしたくて移住してきた拙者にとって
住みたい地域というのは、町の中心部以外なんだよね。
一の橋は、地形的にも、歴史の流れも影響して
町から隔離されてしまっているけど
凄く魅力を感じる集落・・・!!
町全体の流れの中で一の橋が活気付いていけば
下川町、全体が活気づいたいい町になる。
なんていうかなぁ・・・
それぞれの場所にそれぞれにしかない
特色があり、その特色をそれぞれの場所で楽しみたい。
なぜなら・・・そうでないと
町のひとたちが町の真ん中ですべて間に合わせようとするだろうし
そしたら地域は分裂状態だ。
それぞれにしかない特色を持てば、それぞれの地域のひとが
それぞれの場所へお互い行き来するんじゃないかと想うからだ。
中心部から離れたまわりの集落が栄えている地域は
良いまちづくりであると想う。
そのまわりが寂しい地域は、
客観的に正直あんましいい地域には見えない。
下川には、夢追い人が集まり、そして
ひとがひとを呼び集める環境がある。
今は、出入りも激しい町でもある。
ひとびとが定着して行く良い町であって欲しい。
拙者は、一の橋が大好きである。
そこの住民が大好きである。
一の橋にずっと住んでいたい。
だから、下川町が良い町であって欲しいと願う。
一の橋のふじ桜の活動が、
拙者は、町のあり方を伝えるメッセージになって欲しいと願う。
そのためにも、おじいちゃんたちとのこの夢は
ぜひ実るものになって欲しいと想うのでござる。
そしてその価値を多くの人が理解し、
訪れ感じて欲しいと願う。
★★★
PS・・・まぁ、町での動きは、町での動き、
こっちでの動きは、こっちでの動き。
自分の中でも・・・
そしておじいちゃんも割り切ってはいるものの、
まちづくりのあり方を想うと少しがっかりはする。
なので書いて見たでござる。
ニンニン。